注文住宅で後悔しないためのよく失敗するチェックリスト

世界にたった一つだけの、オリジナルな家が建てられる。
これが注文住宅ならではの魅力です。

注文住宅を検討している時は、たくさんのアイデアが生まれ、自分や家族にとっての理想のマイホームを追求していけるので、とっても楽しい時間です。

例えば、

  • リビングを広くして、ゆっくりできる間取りにしたい
  • せっかく家を買うなら、細部までとことんこだわりたい
  • 趣味の部屋を作りたい
  • 毎日帰ってくるのが楽しくなるような、かっこいい家にしたい

など、さまざまな理想が出てきて、ウキウキしてくることでしょう。

実際に、SUVACO株式会社が行った調査では、賃貸よりも注文住宅に住んでいる人の方が、満足度が高い人が多いというデータも出ています。
出典:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000021.000007697.html

しかしその一方で、注文住宅を購入してから「こんなはずじゃなかった…」と後悔する人も少なくないのが現状です。

  • 理想と大きく離れてしまい、注文住宅を建てるべきじゃなかった。
  • こだわりすぎて、逆に住みづらい家に。
  • せっかくだと思って背伸びをした金額で購入したけれど、ローン返済が苦しい。

良かれと思い、楽しく建てたはずが、このような後悔をしてしまう人も。

これでは、せっかくの大きな買い物が台無しですよね…。

 

注文住宅の購入は人生で一番大きな買い物と言っても過言ではありません。一度住宅を建ててしまうと、もちろんのこと取り返しがつきません。

仮にリフォームをすると言っても、追加で莫大な費用がかかってしまうので、そんな簡単に対応できるものではありません。

また、注文住宅は自分がこだわり抜いて作った家なので、仮に家を手放すとなった時に、すぐに買い手が見つからないという可能性も大いにあるのです。

少し不安を煽ることを言ってしまいましたが、要するに、注文住宅を購入する際にはしっかりとポイントを抑えておけば、失敗や後悔は限りなく少なくすることができます。

後悔・失敗をしないために把握すべきこと

  • 失敗するポイントは何かを事前に知っておく
  • インターネットなどで最低限の勉強
  • 失敗した人が抜け漏れてしまう点は何かを知っておく
  • 専門家を活用する

注文住宅の購入を考えている方は、検討段階からこれらのことを意識しておくことをオススメしています。

失敗する人の多くは、多くの理想ばかりを追ってしまい、現実的な部分を見落としたり、見通しが甘くなってしまっています。また、注文住宅の購入が初めての方がほとんどですので、完成のイメージがというのも、失敗の原因として挙げられます。

こだわり抜いて設計プランを考えていても、実際に家が完成して住んでみないと、住みやすさなどは分かりませんし、さらに言えば、プランを考えていた頃と、完成した頃でのニーズが変わってしまっている場合もあります。

 

ですので、理想ばかりを形にしようとするのではなく、現実的で具体的なイメージも持つことが、失敗を防ぐために重要なポイントで、専門家などからアドバイスをもらうことも大変重要になるのです。

先ほど挙げたように、まずは

  • 注文住宅を建てる際に失敗してしまうポイントの把握
  • それをもとに専門家からのアドバイスをもらう

という点を検討段階から意識し、しっかりと勉強しておきましょう。

注文住宅に関する知識量で、その後の完成度や満足度は大きく変わります。毎日忙しい中での準備は大変ですが、準備段階こそが踏ん張りどころ。頑張りましょう!

では、ここからは実際に注文住宅を購入する人たちがよく失敗・後悔するポイントについてご紹介していきます。

ぜひ参考にしてください。

購入者がよく失敗・後悔するポイント57選

【リビング】

01)吹き抜けをつくったら、部屋が狭くなった…。

開放感のある吹き抜けに憧れる人も多いと思いますが、そのスペース分だけ床は少なくなります。吹き抜けを作った場合にどれだけの床面積が残るのかをきちんと確認しておきましょう。

開放感だけを求めるのであれば、引き戸などを取り付けたリビング階段も有効です!

 

02)リビングの広さと家具の大きさのバランスが合わなかった…。

間取り上ではなかなかイメージが湧かない、部屋の広さ。いざ家が建ってから家具を配置しようとすると、うまく家具を配置できなかったり、ごちゃごちゃしてしまうことも。

間取りの決定をする段階で、どのような家具を配置するのか、具体的にサイズ感まで考慮しておくことが大切です。

 

03)収納スペースをつくり忘れた…。

リビングの収納はついつい忘れがちに。リビング収納がないと、細々とした生活用品や掃除機、あるいは子どものおもちゃなどをパパッと片付けられないので不便です。収納の数、広さなどは事前にしっかり確保しましょう。

 

04)窓の数が多すぎた…。

窓を作って光が入るリビングは素敵ですが、だからといって作りすぎると、大きな家具を配置するための壁が少なくなってしまいます。せっかく作った窓も、開かずの窓になってしまってはもったいない!

家具の配置イメージは図面作成段階から具体的に考えておくべきです。

 

05)日当たりが良すぎて暑い…。

日当たりをよくするために、大きな窓を取り付けたいという人も多いですが、実際に住んでみると、夏は思った以上に暑さ対策が必要になってしまうことも。

窓の大きさの検討はもちろんのこと、実際に家を立てる場所がもともと日差しの入りやすい場所かどうかなど、家を建てる周辺の環境にも気を配っておくことが大切になります。

 

【キッチン】

06)壁や仕切りがなく、キッチンの散らかっている部分が丸見え…。

開放的なキッチンはお洒落で人気がありますが、毎日生活をしているとどうしても散らかってしまうのは仕方がないこと。仕切りなどをうまく設置しておけば、来客時などにうまく隠すことができるので便利です!

また、料理の匂いが他の部屋にまで充満するのを防いだり、温度調節もしやすくなるので、壁や仕切りの設置は是非とも検討すべきポイントです。

 

07)パントリーの棚の奥行きを広くしすぎた…。

たくさん収納できればと思い、ついつい棚の奥行きは広くしがちです。しかし、食品や食器を収納するパントリーは奥行きを広くすると、取り出しづらくなり、余計不便になってしまうことも。奥行きは浅く、棚の数を増やす方が使いやすくなります!

 

08)ゴミ処理が大変…。

キッチンから玄関までの距離が遠いと、生ゴミなどを外に運ぶまでに床が汚れてしまい、手間がかかります。その場合は、勝手口の設置をおすすめします。ゴミ捨ての導線をきちんと確認し、勝手口の設置を検討しておきましょう。

 

09)キッチンにコンセントをつけ忘れた…。

キッチンでは、電気ポットやミキサーなど、コンセントが必要な調理器具もたくさん使用する機会があります。キッチンにコンセントがないと、遠くから延長コードなどを使う必要があり、料理をするのも一苦労。

キッチンにはコンセントを設置するように計画しておきましょう!

 

10)冷蔵庫の設置場所を間違えた…。

冷蔵庫の設置場所は事前に確保した上で図面を作成するかと思いますが、設置場所を間違えると、扉が開けづらくなったり、食品を取りづらくなってしまったりということも。

キッチンでどのように作業をするのか、具体的に導線をイメージしてから図面を完成させましょう。

 

【トイレ】

11)2階にトイレを設置し忘れた…。

2階建ての家を建てる場合、寝室は2階に用意することが多いかと思います。1階だけにトイレを設置していれば十分だと考える方も多いと思いますが、夜中にトイレを利用する場合は、予想以上に2階のトイレが重宝するものです。

特に、歳をとってからだと、寝ぼけた状態での階段の行き来は危険です。将来のことも考えてトイレの設置も検討しましょう。

 

12)収納をつくり忘れた…。

トイレットペーパーなどはもちろん、清掃アイテムまで収納できる、トイレ収納は、大変重宝します。収納をつくり忘れると、目に見える場所にそれらを置いておくことになってしまうので、収納スペースの確保をおすすめします。

 

13)トイレの設置場所に後悔…。

玄関のすぐ横に設置すると、窓から玄関が丸見えで使いづらいですし、寝室のすぐ横に設置すると、夜中に誰かがトイレを使うと、音が気になってしまうなどの問題点が出てきてしまいます。

どの部屋をどういう意図で利用するのか、窓をつける場合は外の環境はどうなのかなど、しっかり確認した上でトイレの場所を決定しましょう。

 

【お風呂】

14)窓を広くしすぎて、冬は寒い…。

換気もしやすいと思い、お風呂場の窓を大きく作ることもありますが、冬場は窓が大きいと浴室の温度が下がりやすくなるため、寒がりな方にはあまりおすすめできません。

 

15)浴室をリビングと隣り合わせにしてしまい、移動しづらい…。

リビングと浴室が直通した導線にしてしまうと、お風呂上がりの薄着の状態で家族や来客がいるリビングを通らなければならなくなります。女性は特に気になるポイントだと思いますので、家族で話し合って、浴室までの導線を確認しましょう。

 

16)タイルの壁にしたら、カビが目立つように…。

お風呂場のタイルとタイルの隙間には、カビが繁殖しやすいです。少し放置してしまうだけでも、すぐにカビが生えてしまいます。水回りのカビ対策は要注意ポイントです!

 

【洗面】

17)出入り口を小さくしてしまい、希望の洗濯機が入らない…。

最近ではドラム型洗濯機が主流になってきていますが、結構な幅があるので、いざ取り付けようとしても出入り口を通らずに断念してしまうことも。

洗濯機のサイズ感は事前に確認しておきましょう。

 

18)洗面と脱衣所を一緒にしたら、好きな時に洗面台に行けない…。

洗面台と脱衣所を一緒にしている家は多いと思いますが、誰かがお風呂に入っている間は、洗面所を利用しづらくなります。朝などは特に急いでいるので、歯磨きをしたいのにお父さんがお風呂に入っている!という苦情が子どもから出てくることも…。フロアに余裕があるのであれば、洗面と脱衣所を別々にした方が良いでしょう。

 

19)コンセントが少ない…。

洗面台に設置するコンセントのイメージは、ドライヤーを使うためだと考える人も多いと思います。しかし、髭剃りの充電をしたら、ドライヤーが使えなくなりますし、美容器具や電気ヒーターなどを使う場合は、コンセントがさらに必要になります。コンセントは1つで十分という考えは要注意!

 

【寝室】

20)収納スペースが狭く、布団がしまえない…。

普段はベットで過ごすし大丈夫だろうと思っていても、冬物の布団をしまったり、来客用の布団をしまうスペースは必ず必要になります。

収納スペースの奥行きは深くし、一定のスペースは確保すると良いでしょう。

 

21)寝室が大通りに面していてうるさい…。

図面では完璧だと思っていても、実際に建ってから、寝室が大通りに面していると、想像以上に車の音がうるさくて寝付きにくいということも。

寝室の方角、窓の位置、周辺環境を考慮した間取りにしておきましょう。

 

22)コンセントが足りない・コンセントの位置が悪い…。

寝室は意外にもかなり多くの電気製品を利用する場所です。テレビや間接照明を置く人も多いでしょうし、冬になると電気毛布などの暖房器具も使うかもしれません。あるいは、寝る前に枕元で携帯を充電する人もいるでしょう。寝室のどの場所でどういった用途でコンセントを利用するかは、しっかりイメージを固めておくべきです。

 

【子供部屋】

23)快適にしすぎて、子供がなかなか部屋から出てこない…。

子供のためを思って、力を入れて作った子供部屋。でも、それが仇になることも。家族のコミュニケーションを重視するご家庭ならば、扉に鍵を付けなかったり、開放的な空間にするなどの工夫が重要になります。

 

24)兄弟の部屋の区切りを開閉可能な扉にした、あるいは壁一枚にした…。

子供が小さいあいだは、夜になると寂しがるので兄弟の部屋を一つにできるように簡単に開閉できるようなもののほうが子供も喜ぶ場合があります。しかし思春期などはそれが逆効果で、子供たちは隣の音が聞こえてしまうのを嫌がります。

壁一枚でも簡単に物音が聞こえますので、それぞれクローゼットを作るなどして、防音の工夫をする方が良いでしょう。

 

25)子供部屋を作っても、子供が使わなかった…。

子供が小さいうちは、宿題や着替えも、全てリビングで済ませてしまうことも多いかと思います。いかにも「子供部屋」だというような部屋は作らず、子供の成長に合わせて必要な時に子供用のスペースにできるような、シンプルな部屋もほうが使い勝手は良いです。

 

【玄関】

26)窓を付けなかったら、とても暗くて空気も悪い…。

わざわざ玄関に窓がなくても。と思っていても、扉の方角や扉についている窓の有無によっては、日中でも玄関がとても暗い印象になってしまいます。

また、換気もしづらく、靴のいやな臭いも漂ってしまうことも。

空気の入れ替え、そして自然光の取り入れができる窓は、家の印象を大きく左右するので、検討してみてください。

 

27)玄関タイルの汚れが目立つ…。

タイルが白色だと、雰囲気も明るくなりますが、汚れが目立ってしまいます。そして意外にも、暗い色でも茶色い泥などの汚れは目立ってしまうので注意してください。レンガ調のものなど、少し模様が入ったタイルにすると良いかもしれません。

 

28)靴箱以外の玄関収納がなく、キャリーケースなどが収納できない…。

玄関ならば、靴さえ収納できれば、と思いがちですが、キャリーケースや子供の遊び道具など、意外と玄関で収納できればと思う物はたくさんあるのです。

可能であれば、シューズクロークを設置することをおすすめしますが、そのスペース確保がしづらい場合は、靴箱の横に簡単な収納スペースを設けておくと便利ですよ!

 

【階段】

29)リビング階段を付けたら、匂いが上の階まで…。

階段を通じて、料理の匂いなどが上の階にまで充満することも多々あります。また、冬は特に暖房が効きづらく、リビングの寒さ対策に困惑してしまうことも。

リビング階段を設置する場合は、入り口に引き戸をつけるなどをして、対策をすることを忘れずに!

 

30)安全性を考えておらず、子供が階段を使う時に心配になる…。

傾斜が急な階段にしたり、螺旋状の階段にすることは、上り下りする際に足を滑らせてしまう危険性が高まります。子供の利用にヒヤヒヤするだけでなく、高齢になった時の事故リスクも上がってしまいます。

安全性を第一優先で、階段の構造を考えてみてください。

 

31)スケルトンの階段にしたら、下着が見えてしまって恥ずかしい…。

お洒落な階段にしたいという思いがあってスケルトン階段に憧れる方も多いかと思いますが、女性がスカートを履いている際は、下から丸見えに…。来客やお子さんのことも考えた上で、慎重に決定するようにしましょう。

 

【バルコニー】

32)思ったより狭く、布団と洗濯物を同時に干せない…。

バルコニーには、エアコンの室外機を置くケースも多いです。布団を干したくても、毎日の洗濯物でスペースがいっぱいになれば、なかなか好きなタイミングで布団を干せません。

十分な洗濯スペースが確保されているかどうかを確認して間取りを考えましょう。

 

33)バルコニーに屋根をつけ忘れた…。

屋根があれば、突然の雨や少量の雨でもほとんど影響は出ません。また、バルコニーの床自体を清潔に、長持ちさせるためにも屋根の設置は有効です。

よほどの理由がない限りは、バルコニーには屋根をつけた方が便利でしょう。

 

34)バルコニーの下に部屋を作ったら雨漏りに…。

バルコニーは基本的に外にさらされている場所ですので、水が入り込んでくることも当たり前だと考えておいてください。防水対策をしていても、下に部屋を作ってしまった場合は、水漏れで部屋にまで影響が出てしまうことがありますので、あまりおすすめしません。

 

35)水道の設置をしなかった…。

洗濯機は部屋の中にあるし、必要ないだろうと考えがちな水道。しかし、バルコニーは汚れやすいので、サッと掃除をしたいときに水道があれば、簡単に作業できますが、水道がなければ、掃除するのも手間がかかってしまいます。

蛇口一つでもいいので、設置しておけばなんらかの形で役に立つでしょう。

 

【駐車場】

36)シャッターを自動式にしなかった…。

シャッターの開閉をリモコンで操作できれば、天気の悪い日でも快適に開閉ができます。いちいち重たいシャッターを外に出て開け閉めするのは力もいるので意外と大変。自動操作できるものを設置することをおすすめします。

 

37)大きな車が駐車できない…。

だいたいのイメージで駐車場の大きさを決めてしまうと、大型の車を購入した際に駐車場に入らないといったトラブルが発生しかねません。

また、将来的に駐車スペースは1台分でいいのか、2台分必要なのかなども計画を立てて、スペースを確保するようにしましょう。

 

38)カーポートを作らなかった…。

カーポートを作らなければ、雨風の際も野ざらし状態。車も傷みやすくなってしまいます。また、夏の日差しで車の中が暑くなるなど、デメリットがたくさん出てきてしまいます。

カーポートは設置して悪いことはないと思いますので、設置をおすすめします。

 

【収納】

39)収納不足だった…。

家族で暮らす家だと、想像以上に荷物は増えるもの。だいたいこれくらいあれば大丈夫かな?と思っていた収納スペースも、足りないことがほとんどです。

階段下や、屋根裏など、空間をうまく活用した収納を意識してみてください。

 

40)広い収納スペースにライトをつけ忘れた…。

収納スペースに電灯というイメージは薄いので、つい忘れがちになりますが、ライトがないと、取り出したいものがどこに入っているかも見つけにくくなります。

人が入れるスペースの収納には、ライトをつけるようにしましょう。

 

41)大きなCDラックを造り付けしたが使わなかった…。

最近はCDよりもネットからダウンロードして音楽を聞くことが増えました。こだわりがあってCDラックを設置したい人以外は、ひとまず造り付けまでしてCDラックを用意する必要はないでしょう。

 

42)小屋裏収納がハシゴ移動だと、ほとんど使わない…。

ハシゴをいちいち取り付けたり外したりすることは手間もかかりますし力も必要です。結局ほとんど使うことがなかったということもありますので、小屋裏収納を作るかどうかはしっかり考えてから決断してくださいね。

 

【コンセント・スイッチ】

43)コンセントが圧倒的に足りない…。

特にリビングではかなり多くの電気製品を利用します。タコ足配線は見た目も悪いだけでなく安全性にも欠けるので、どれくらいの数があれば不自由なく過ごせそうか、事前にイメージした上でコンセントの数を調整しましょう。

 

44)コンセントの位置が悪い…。

コンセントの数を計画的に計算しても、場所が悪ければ意味がありません。タンスを置いたりしてコンセントに何も挿せないことも。

コンセントの数を考える際には、家具をどこに配置するかも事前に検討すると良いです。

 

45)廊下にコンセントがなく、掃除機をかけにくい…。

コンセントは部屋の中、というイメージがありますが、コードタイプの掃除機を利用する際は廊下にコンセントがないと掃除がしにくくなります。

また、間接照明を設置したい時などにも活用できるので、廊下にはコンセントを設置するようにした方が便利です。

 

46)玄関のスイッチが遠く、夜に帰ると家が真っ暗…。

玄関に電灯をつけていても、スイッチが遠ければ本末転倒。すぐ手が届く場所にスイッチを用意しておけば、夜間の帰宅でも安心して家に入れます。

 

47)門灯が光センサーではないので、1日家を留守にすると真っ暗…。

門灯は帰宅時の足元を灯すだけでなく、防犯にも役立ちます。旅行などで数日間家をあけてしまうと、門灯をつける人がいないので、いかにも「留守」だということが周りに伝わってしまいます。

光センサーで自動に点灯するものにすれば、外出時でも安心できるのでおすすめです。

 

48)換気扇のスイッチをタイマー式にしなかった…。

お風呂やトイレの換気扇は一度つけると、そのまま朝まで消すのを忘れてしまうことが多いです。自動で止まってくれるタイマー式のスイッチにすることで、消し忘れを防げるので電気代節約にもつながります。

 

【設備】

49)床暖房を設置したが、想像以上に電気代がかかった…。

フローリングの部屋には床暖房をつける人も多いと思いますが、床暖房はずっとつけているとかなりの電気代がかかってしまうので要注意。また、ラグマットを敷いたりストーブやこたつを置くことを考えているのなら、思った以上に床暖房を利用することは少ないので、しっかりと検討した上で設置を考えてみてください。

 

50)ブレーカのアンペアが少なく、すぐに落ちてしまう…。

設置するブレーカのアンペア数は、事前に専門業者と相談をしておきましょう。夏や冬など、電気をよく利用する季節はすぐにブレーカが落ちてしまい困ることもありますので、だいたい一度にどれくらいの電気製品を利用するのかも頭に入れておくと良いでしょう。

 

【窓】

51)取り付けた窓から、隣家が丸見え…。

窓の位置はとても重要。隣家が丸見えということは、自分の家の中が隣人に丸見えなのと一緒です。各部屋での失敗ポイントでも挙がりましたが、窓をつけた先がどういった景色なのか、方角はどこを向いているのかなどは、必ずチェックしておいてください。

 

52)風の流れを意識せずに窓を作ってしまった。

家の中の換気をするためにもとても重要になる窓。風の通り道を意識した窓の設置をしておけば、窓さえ開けておけばすぐに家の中を換気できて便利です。

家全体の空気の入れ替えができるよう、窓の位置は計画して設計しましょう。

 

53)窓の位置が高すぎた…。

窓の位置が高ければ、開けるだけでも一苦労。結局ほとんど使うことなく「開かずの窓」状態になってしまうことも。

どうせ窓をつけるなら、実用性や目的を考えた上で設置するようにしてください。

 

【工務店選び】

54)工務店のこだわりが強く、こちら側の意見を聞き入れてくれない…。

工務店によって、強みにしているポイントやこだわりなどはそれぞれです。しかし、その家に住むのはあなた自身です。「お客様」であるあなたの意見や要望を丁寧にヒアリングし、その上でさまざまな提案をしてくれるかどうかが重要です。

最初のカウンセリングや打ち合わせなどで、きちんとこちらの話を聞いてくれる工務店かどうかをチェックしておきましょう。

 

55)施工事例のポイントがバラバラで、イメージがしにくかった…。

施工事例に一貫性がないのは要注意ポイントです。その工務店がどういった理念を持って、どういった部分に強みをもっているのかどうかが把握できないことになりますので、経験が浅い工務店である可能性があります。強みをもち、一貫性のある施工をしている工務店から、自分のイメージと合う工務店を探すようにしましょう。

 

56)建設地から遠い工務店にしたら、メンテナンスに駆けつけてもらうまで時間がかかる…。

長い間住んでいると、家のさまざまなトラブルはつきもの。そんな時にすぐに駆けつけてくれる距離に工務店があれば、気軽に相談もしやすいですが、かなり遠方の工務店だと、修繕までに時間もかかってしまいます。

 

57)担当者や現場監督と相性が悪く、コミュニケーションを取りづらかった…。

どれだけ経験や実績がある工務店でも、あなた自身と担当者との相性が悪ければ、気軽な相談や提案がしづらくなります。図面を作成している時に困ったらすぐに相談できたり、不安なことはなんでも聞けるような関係性が、満足のいく家づくりの近道でもあります。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は実際に注文住宅を建てた人が思う失敗ポイント・後悔ポイントをご紹介しました。

チェックすべきポイントは山ほどあり、大変だと感じてしまうかもしれませんが、一生に一度とも言える大きなお買い物、専門家に相談をしながら少しずつ進めていけば、たくさんアイデアももらえるので、きっと思い通りの家を建てられるはずです。

家族と相談したり、将来のことを考えながら、オンリーワンの素敵な家づくりを楽しんでくださいね!